えこ便ブログ

2024-09-05

古き佳き日本語 ~小粋な言い回し~

みなさんこんにちは。
安倍局の杉本です。

以前、安倍局の局員 平井君が公開したこちらのブログ。
かっこいい言葉集vol.1

半年以上経とうかという頃ですが、
未だ熱心に彼はかっこいい言葉を探しております。(vol.2は?)

そこで今回は私のほうから、
“小粋”な日本語の言い回しをご紹介します。


煙草をのむ
「煙草を喫む」と書きます。煙草を吸うことですね。
日本人の喫煙率は現在16%ほどですので、
言葉の新旧というよりは、単純に聞く機会の少ない言葉かもしれません。

喫煙の“喫” 吸い込む、口に含むなどの意味合いです。
喫茶店も“喫”ですね 茶を喫む。茶を喫するとも言います。

現代例文「あーーーガチで疲れた!やっと休憩だ! さて煙草でも喫もうか。


弁当をつかう
「弁当を使う」と書きます。弁当を食べることですね。

“使う”という言葉の意味に「それによって用を足す動作をする」というものがあります。
聞き馴染みが無くてピンと来ないでしょうか。
たとえばハサミで切ることを「ハサミを使う」と言いますよね。
それと同じようなものだと思えば分かりやすいかと思います。

現代例文「マジで腹減ったーーー! そろそろ弁当でも使わないか。


蕎麦をたぐる
「蕎麦を手繰る」と書きます。こちらも食べることです。

“手繰り寄せる”という言葉通り、蕎麦を口元に持っていく動作に焦点を置いています。

現代例文「えーーーまたラーメン?ガチで? たまには蕎麦でも手繰っていかないか。


などなど...
他にも香を聞くなんて言葉も。
挙げていけばキリがありません。

どれも古い言葉ですが、ちょいと“小粋”ですね。
五感。
見る・聞く・嗅ぐ・食べる(味わう)・触る。
これらを言い方を変えたり、別の動作に焦点を当てて表現しています。

こうした古い言葉はどれも美しいです。
ですが、現代の言葉を貶すつもりはありません。
言葉は文化です。
時代とともにその姿を変えていきます。
日本語の乱れと一蹴せず、どうせならその変化を楽しめる方がお得ですね。

ただ、忘れ去られてしまう言葉があるのはあまりに悲しいです。
歴史とともに歩んできた言葉は立派な文化財です。
古い言葉や、方言だってそうです。
造語やスラングだって同じです。
しっかりと記録を残して後世に伝えるべきだと私は思っています。


余談ですが、
私は言葉の自由さが大好きです。
私が学生時代に似非バンドマンをしていたころ、
音楽を聴くことを“浴びる”と言っていました。
正しい言葉ではありませんが、ニュアンスは通じます。

また日本語ではありませんが、
英語圏では“めちゃくちゃいい”ことを逆に、
「So Bad」と表現したりします。

こうした言葉の柔軟性が私は大好きです。


以上、ヤバくてエグくてサグくてチルくてエモい杉本でした!


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